「ちはやふる」あれこれ

「ちはやふる」ほか、好きな漫画、アニメなど。

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新についてのあれこれ

●新の出番プリーズ

綿谷新というキャラクターについて特筆すべきは何といっても、

・ メインキャラにも関わらず出番が少ないこと
・ 出番があってもモノローグが少ないこと

が挙げられると思います。

モノローグがある場合でもかるたを通して感じている内容が多く、それ以外の感情の動きはストーリーの展開上必要なシーンに現時点では限られているようです(ジリジリする気持ちとか)。これは、物理的に千早や太一と離れていることに加え、新が他者に対して強い影響力を持つ存在であるがゆえに、あまり心情を漏らすとインパクトが減るといった不都合が生じるのかもしれません。

一方、新は登場すればその大きな存在感と言動により物語を動かしていくことが多いのですが、モノローグが少ないがためにその言動に至るまでの彼の心情がやや見えづらく、共感しづらいという意見や、何かアクション(告白とか)を起こすと唐突な印象を受けるという意見があるのも理解できます。

ただ、私個人としては、新がブランクを経てかるたに戻ってからは、安定のかるたバカ一直線かつ率直な人柄であまり複雑なことを考えてなさそうなので、突発的に見える行動にもなぜか納得している自分がいます。言動に裏がないというか、「まあ彼がそう言うならそうなんだろう」という感じ。つまり、新のモノローグがなかったとしても、その言動にあまり深読みの必要性を感じない。新という人物は、悩みながらもこれからも夢に向かってきっとまっすぐに進んでいくだろう、「ルサンチマン」的な意味合いでダークサイドに落ちるようなことは決してないだろうと信頼できるんです。「ルサンチマン?何やそれ、食えんの?」的な。かるたの強さに対する信頼ではなく、人間としての強さに対する信頼、とでも申しましょうか。

欲を言えばもっと新の出番やモノローグが欲しいですが、たとえ出番が少なくてもきちんと丁寧に人となりが初期の段階から描かれていて、はっきりと人物像が確立されているのだと思います。(23巻の新の告白はびっくりしましたが、それでもとても「新らしい」と感じました。メインキャラ3人に限らず、様々な登場人物の人物像や背景がきちんと描写されていて、例えば「原田先生らしい」「肉まん君らしい」とそれぞれについて思えるのはこの作品の素晴らしいところだと思います。)

また、新は親しく言葉を交わす間柄の人に対しては、意外と(失礼)コミュ力が高い気がします。口を開けば要点のみで装飾的な言葉を言わない(何となく理系人間っぽい)のに、本質をズバリと言っても会話に機転と気遣いがあって、人を不快にさせないような上手さがあるんですよね。私が大好きなのは、勝義書店の店長にエロ本で絡まれて真っ赤になりながらも「人徳です・・・」と切り返すシーン(6巻)。まずここで、「もしや彼はステキ人材なのでは」と(私が)色めき立ちました。あと、じいちゃんの3回忌で「じいちゃんが父ちゃんと仲悪かったの超わかるわ・・・」と言うシーン(10巻)、あれも良かったです。「やめとけ」とか、「じいちゃん、怒るで」とか直接的でないのがまたいい。

このように相手を尊重しながら自分の意見を言ったり、対話相手の気付きを待つような言葉の遣い方ができる人は、色々な人に愛されるし、誰かにものを教えたりするのもきっと上手なんだろうな。観察眼に優れた頭の回転が速い人でないと、できない会話ですし。・・・とまあ、こんな小さなコマのやり取り一つとっても、やっぱり見事なキャラ立ち(笑)。実際の社会的地位はさておき、太一とは違った意味で「出世する・・・」と感じました。こんな17歳がいるのか、すごいな。うらやましい。

(そして、17巻の「詩暢ちゃん 崩していくで」で、私、完全に落ちました。
なにこれ、かっこいい・・・///!!!)

そんなこんなでズッキューンときてしまい、今や私の中で新さんは、情熱、努力、誠実さ、まっすぐさ、照れ屋、大胆さ、冷静さ、素直さ、負けず嫌い、男気、色気(恐らく一部にのみやたらアピール力のあるw)などなど、語りつくせないほどの要素がたくさん詰まった「ベスト・オブ・ザ・ベスト男前メガネ君」となりました。

新の出番は本当に本当に待ち遠しいのですが、これは、千早と同じ気持ち「新は・・・どんな気持ち?わかんない、全然。でもわかりたくて。」(17巻)を共有しましょうという天の声でしょうか。そして、もしかして天は読者に対してもドSなんでしょうか。

・・・つらいけど、私、頑張る。
でも、お願いですからもっと出番をプリーズ(←切実)。



●大学は東京へ

小学6年生で新が千早や太一の小学校に転校したのは、父ちゃんがじいちゃんとケンカをして家を飛び出したという本当にしょうもない理由。彰さんは憎めないお人柄ですが、一家の大黒柱としてはオイオイな行動です。

やたら現実的な話になりますが、地方出身者がろくな経済基盤もないままに東京(府中)に、しかも子連れで引っ越すというのは中々無茶な行為で、狭いアパートで空気を吸っているだけでお金を取られるような気にさせられます。引っ越しの経緯を考えると大した準備もないままの転居と考えられますし、多少の貯蓄があったとしても先行き不安で使うに使えず、貧乏暮らしを余儀なくされたであろうことは想像に難くありません。いくら明るい貧乏とはいえ、大好きなじいちゃんと離れ、友達ができるかもかるたができるかも分からない状況での心細い日々。千早や太一と友達になり白波会にも入会して、やっと笑顔がみられるようになった矢先にじいちゃんが倒れて、福井に再転居。

2度の転居や介護(特に認知症が進んで「じいちゃんはじいちゃんや」状態でなくなってからの)について、新が文句や愚痴を言うことは恐らくあまりなかったのではないかと想像しますが(小6で新聞配達をして家計を助けようとする子が親が心配するようなことを吐き出せるとは思えない)、多感な時期に我が儘も言わずに様々な想いを胸に仕舞い込んで、どれほど苦しかったのだろうと思います。さらに、大好きなじいちゃんを一人で死なせた咎に向き合って大好きなかるたを1年半とることができなかった日々。どれほど自分を責め続けてきたのだろうと思います。

そうした過酷な状況を経て、新がまた夢に向かってまっすぐにかるたを楽しめるようになった。そして成長して自分自身で環境を選ぶことができるようになった。何よりもそれが本当に嬉しいです。経済的には大変そうですが、学資保険、奨学金、バイト、大学によっては授業料免除や奨学金の返済免除制度もあるので、どうか頑張って!

さて、なぜ東京なのかという理由については、作中では現時点で明らかにされていませんが、まぁ色々あって行ってみたいんだろうなと思います。

一つには、千早や太一とまたチームになってみたいのかもしれません。

また、23巻の告白以降は、千早個人とかるたがしたいというのが追加されました。

さらに、栗山先生が「東京は層が厚いの~」と言っていますので、サッカー選手が欧州に、野球選手がアメリカに行きたいと思うのと同じような理屈でしょうか。特に、かるたの多様性への好奇心が強いのではないかと思います。高2の高校選手権個人戦で肉まん君との対戦で、「タイプの違うかるたがあるんや」「すごいな」と頬を染めてモノローグで語っています。福井南雲会でも十分強くなれるのかもしれませんが、同門だと配置やスタイルが似るでしょうし、とにかく一度別の世界で羽ばたいてみたいのでしょうね。

新が東京で様々なカルターと出会い、ワクワクしながら楽しそうに対戦している姿が目に浮かぶようです。ああ、若いってステキ。

そのような感じで何だかんだと理由はあるのでしょうが、新の東京行きはつまるところ、彼の「勝負師としての嗅覚が優れているから」という一言でほぼ説明できるような気がします。新は基本は理路整然としたタイプだと思うのですが、時折「(理由は分からないが)~しないとあかん気がする」というような趣旨の発言をしています。そして、それはきっと正しい。

おそらく、名人としての高みを目指し、それを維持するために必要なもの、およびその先にあるものを見据えた時に、大学進学のタイミングで東京に行くことが必要であると彼の第6感が告げているのでしょうね「私のゴーストが囁くの」的な。新は12巻で人とのつながりを通じてかるたの強さを再定義していますので、名人になった後のことも視野に入れている様子ですし。そして、新本人がどこまで自覚的かは分かりませんが、千早との絆を今後も確かなものにするためにも、「今でしょ!」ということなんだろうと思います。


【結論(?)】
ロールキャベツはとっても美味しい。

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Re: NO TITLE

ご訪問者様、

はじめまして。ようこそお越しくださいました。

身に余る激励のお言葉をいただき、本当にどうもありがとうございます。
気が向いたときに言いたいことだけを書き散らかす当ブログに需要はあるのかと
自分でもちょっと疑っていたので、今、猛烈に感動しております!!!
背中を押していただき、感謝感謝です。

ご訪問者様にはコメントと合わせて、拍手もいただきましたでしょうか。
こちらも大変励みになります。どうもありがとうございます。
またお時間のあるときにでも、覗いていただけましたら嬉しいです。

【追記】
上記は11/14の返信内容とほぼ同じものですが、前回は表記に配慮の行き届かぬ点があったかもしれないと思い、
再投稿をさせていただいております。ご不快になられていないとよいのですが。
大変申し訳ございませんでした。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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