「ちはやふる」あれこれ

「ちはやふる」ほか、好きな漫画、アニメなど。

05月« 2018年06月 /  123456789101112131415161718192021222324252627282930»07月

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ちはやふる37巻191首感想(真島家、考)

雑感(=雑な感想)です。一部ネタバレを含みます。
実に1年2か月ぶりの更新... (=°ω°=)
更新がない間も覗いてくださった皆様方、本当にありがとうございます m(_ _)m

※本記事は、小説を原作とした中学生編を考察の材料に入れないで書いています。



●雑感

太一回。そして彼の物語の終着点が何となく垣間見えた回でもありました。


①太一パパ、ついに現る

連載10周年にしてやっと初登場の太一のお父さんは、優秀な外科医にして麗子さんラブの優しそうな印象の人です。でも、高校の同級生だった麗子さんとの結婚まで漕ぎ着けるなど、ホワッとした感じに見えて意外と策士かもしれない…らしい(奏ママ談)。麗子さんと結婚するために、彼は一体どんな努力をして婿入りを果たしたんでしょうかね?色々と夢は広がります!( *´艸`)

個人的には、太一のお父さんはもう少し翳のある家庭を顧みない人物像を想像していたので、少し意外でした。真島家はお母さんがものすごく信念を持って子育てをしていて、父母が役割分担を徹底して行っている家庭なのでしょう。

その結果、父子の関わりが極端に希薄になってしまったんでしょうか。
お父さんが「麗子さんの子育て凄い!」とギャグ調に太一を評していますが、冷静に考えるとちょっと大丈夫かと心配になるぐらい薄ら寒い絵面です。息子に対して愛はあるのでしょうが、外面だけ(初期の菫ちゃんと変わらないぐらい)しか見ていないというか、ものすごく他人事っぽいというか、そもそも会うこと自体が久しぶり?といった様子でした。

少なくとも経済面を除いては、彼は太一にとって「父」として頼れる存在ではなかったということは言えそうです。
小学生編の麗子さんはそれはもう強烈で、父親がほぼいない状況では家庭内に太一少年の逃げ場はなかっただろうなと想像します。
太一は小学生の頃から原田先生にだけは割と素直に甘えを見せていたのですが、太一にとって原田先生は師匠でもありお父さんでもあったのかなぁと改めて思いました。



②進路問題

東日本代表に決定したことで、太一の進路の方向性が見えてきました。
「11月の名人位挑戦者決定戦に出場しながら東大理Ⅲを目指す」という展開は秀才タイプの太一には酷すぎるので、さすがにない気がします。
麗子さんが一番になれない場所では頑張らない(鶏口牛後)というスタンスなので、平井くん(太一の中学の同級生)クラスの天才がゴロゴロいるような大学は避けるかもしれません。

多分大会の終了後に、私大の医学部か別の国立大学の医学部を目指して必死に勉強するんでしょうね。翌年の春には何事もなかったかのような顔をして、普通に新入生代表とかしている気がしますwww

(一番心配なのは千早、キミだよ・・・。)



③呪い「青春全部懸けてから言いなさい」の解呪

あれ?原田先生との試合が終わって太一泣いてる。
何か浄化された?憑きもの落ちた?悪役目指してたんとちゃうんかい?

…というのは冗談として、田丸兄や須藤さん目線で何やら不穏な感じでダークサイド描写されていた割には肩透かし感が半端ないですねぇ。
太一の心の動きが明らかにされていないので正直よく分からないのですが、多分話の流れ的には原田先生の「呪い」(実際には心の支えにしていたアドバイス)は今回で解けたというか、本来の姿に戻ったということでいいんでしょうね。
(クライマックスに向けてサクサク進むのは嬉しいので、まぁいいんですけどね~。遅れてきた反抗期をいつまでも面倒くさく拗らせるのもアレですしw)

さて、取りあえず今回解呪に成功したと仮定します。
数々のグダグダと鬱展開を乗り越えてようやく前に進める訳ですが、太一の心を縛る言葉と言えば、まだ最大のやつが残っています。
そう、「お前、卑怯なやつやの~」って新にグッサリ刺されたアレです。

この最大にして最後の「呪い」を解くために、太一は一体何をしようとしているのか?
もしかしたら、卑怯ではない自分を証明しようとしているのかもしれないし、卑怯であってもありのままの自分を受け入れたいのかもしれない。そして、かるたはそのための手段だったのかなと感じます。

太一にとって、たとえ一番になれなかったとしても頑張ってみたかったのがかるたなのだとしたら、それが麗子ママの教えに背くことだったとしても、「おれは選んで頑張るんだ」(9巻)ということ自体に意義があるのかもしれないなと思いました。
須藤さんによると、太一が一生かるたを続けることは確定しているようですので、もしかしたら一生かかるかもしれないけど頑張り続けるのかもしれませんね。

スポンサーサイト

ちはやふる33巻170首プチ感想

雑感(=雑な感想)です。一部ネタバレを含みます。


●雑感

①読者サービス万歳

うぉっー! 新ファン待望のサービスカット!! ありがとうございます!!!
「大丈夫だった?」と聞かれて、わざわざ眼鏡をオフしてから優しく微笑むとか、やっぱりこのヒト天然タラシ・・・www

あと、詩暢ちゃんに「チームになんの意味があるんや」と問われて、必殺質問返しな新君もいいですね!
・・・えっと、そこは答えたくないのね? でもできれば早めに教えてくれると嬉しいなぁ。


②B、C、D級個人戦決勝

各階級の決勝カードが出揃いましたね!

B級決勝は2組による戦いで、一方は机君vsヒョロ君。どちらも勝たせてあげたいけれど、勝者は一人だけ。北央かるた会のA級への昇格基準が分かりませんが、ヒョロ君は以前B級準優勝を果たしており、かつ、今回準優勝以上が確定しているということで、もしかしてすでに昇格基準を満たしているのでしょうか?

机君は一人で何やらラブ方面に盛り上がっている様子。そして、奏ちゃんへの告白を煽った肉まん君はそれを分かっている感じですね(机君を見て何か思うところのありそうな肉まん君のコマが挿入されています)。肉まん君が奏ちゃんにどの程度本気だったかは不明ですが、机君の背中を押してあげる肉まん君はやはり男前です。
机君の試合結果がどうであれ、「そんなに叩いたら机君が痛いです・・・」以来の奏ちゃんの神対応を激しく希望ですw

B級決勝のもう一組では、松林弟の滉くんがまだ頑張っています。
理沙ちゃんのD級4位入賞と合わせて、藤岡東にも下の子たちに残るものがあると嬉しいなと思います。

C、D級の奏ちゃんと菫ちゃんは本当に変わりましたね。
そっかー、着物もマスカラも戦闘服なのかー。
かつてはやや自分の理想を押し通そうとしがちなところもあった奏ちゃんですが、他者を尊重することを学んだ彼女は今や本作最強かもしれません。ボインだし。)
戦う大和撫子。素敵です。


③情熱の源泉

重箱の隅をつつくようで恐縮ですが、今回個人的に非常に気になったのは、「ちは」札(=千早)が情熱の源泉とされたことです。

瑞沢かるた部が千早の勧誘ポスターから始まったことは間違いありませんが、それは新からもらったものが広がっていった結果であって、情熱の「源泉」は新であったはず。

私は「ちは」札は千早が新から「受け取った」情熱であり、千早を起点として「広がっていく」情熱の象徴のようなものとして理解していたのですが、物語の再構築が行われた結果、もしかしてこの辺りも改変されたのでしょうか。

すべてはあの1枚から始まったという「起点」と、湧き出る情熱の源である「源泉」。この二つは似て非なるものです。
私が勝手に言葉尻をとらえて捏ね繰り回しているだけなら良いのですが。

【追記】
それとも、もしかして情熱の源泉が移ったというところに意味があるのかも?


④「あの部屋」との別れ

いつもどおりや いつもどおりのあの部屋にいる でも さよならが近いだけや

すっかり取り払われたカーテンや箪笥や段ボール、そして開け放たれたドア。
新の他には誰もいない、あとは新が出ていくだけとなった「あの部屋」。
背景に散りばめられているのは桜でも紅葉でもなく、水が凍ったかのような角ばった何か。そして、不安そうな千早の表情・・・。

う~ん、新の中ではすでに何らかの結論が出ているように見受けられますが、それは一体何なのか。読者としても期待と不安が交錯する情景ですねえ。

新の心の拠り所でもあり、千早との楽しいかるたの象徴でもあったあの部屋との別れは本当に本当に寂しいですが、それでも待ちに待った新のかるたの掘り下げがようやく始まってくれて大変嬉しいです。

名人になるために、じいちゃんのかるたから脱却して新自身のかるたを模索するという超重要課題が積み残しのままですし(23巻は3年前・・・)、今後カルターとして次なるステージに向かってくれるものと期待しています。


【おまけ】
もしかして33巻は新の単独表紙かな!?
そうだったら嬉しいな~。いや、きっとそうに違いない!(((o(*゚▽゚*)o)))


ちはやふる33巻169首プチ感想

今回はばらばらとした雑感です。現時点では不確定要素が多いので、若干モヤモヤ感が滲み出ています。一部ネタバレを含みます。


●雑感

①肉まん君

今回は肉まん君の回だった!
小学生の頃からずっと新に負け続けている肉まん君ですが、新の存在は、千早や太一のみならず、肉まん君にとってもある意味「原点」だったのでしょうね。

ダメなんだよなあ・・・目の前にしたときだけあいつに勝ちたいなんて

肉まん君は今回もまた負けてしまったけれど、その原因を、相手が強かったからではなく、自分自身がどのような毎日を過ごしてきたかに求めるところに彼の男気を感じます。うむ、やはり彼はメンタルイケメンですな!

千早の言う通り、肉まん君は間違いなく瑞沢が強豪校になるための礎を築いた人で、その功績は未来へと繋がっていくのだろうと思います。でも願わくば、今回のエピソードが肉まん君の部活生活最後の花道を飾るために用意された、というところで終わらず、今後彼が個人として新に向かっていくための第一歩になってくれればいいなと思います。
(あれ、それだと太一のアイデンティティに関わるキャラかぶり問題が発生・・・??)


②でも負けたろ? "いつもどおり"じゃない 綾瀬に負けたろ?

上記は新と試合中の肉まん君のモノローグですが、「"いつもどおり"じゃない」のは、千早か新のどちらを指しているのでしょうか。

私は初読時には、"いつもどおり"であれば本来勝つはずの新が実際には負けたということから、"いつもどおり"ではなかったのは新だと理解しました。
(肉まん君が心の中で「いつもどおりリラックスしまくりの綿谷」 → 「いつもどおり...」(なのか?) → (綿谷は)「"いつもどおり"じゃない」と否定する流れなのかと思った。)

その一方で、この部分は「"いつもどおり"じゃない綾瀬」とも解釈できます。千早は、太一が現れるまで新と戦っているという自覚がなく、瑞沢メンバーのことしか見えていなかったようですので、もしかしたらここは千早を指すのが正しいのかもしれませんね。

まぁどちらにせよ、実際問題二人とも変だったということでよろしいんじゃないかとも思いますが。


③新

新君は徹頭徹尾、心情を漏らしてはくれないですねぇ。相変わらずの鉄壁のディフェンス力です。(個人的にはそんなところも美味しいのですがw)

でも、ヨロシコ戦で千早と詩暢ちゃんの試合が終わったのを気にするかのような素振りを見せたり(何この美人...)、肉まん戦で眼鏡が吹っ飛んだ時に「ん 大丈夫」と言った時の表情が何となく意味深な感じだったり(頬に斜線が!)。

眼鏡吹っ飛び事件の後、村尾さんが「よし!いつもどおりの新や」と言っていますが、肉まん君のファインプレーを切欠に新は元に戻ったと考えてよいのでしょうか? 村尾さん目線は信憑性が高そうですし。

取りあえず、現在の新の状況は「ちはやぶる」ではないらしいというぐらいしか分からないのですが、詩暢ちゃんと対戦する個人決勝戦では「獅子は目覚める」とのことですし(32巻にある予告より)、そこで明らかになる部分もあるのかなと期待しています!


④千早の即寝

「新と肉まんくん!! 見なきゃ 見なきゃ  新と・・・肉・・・」って「肉」で止めないであげて~www

あと、個人的には千早の即寝が残念すぎて最近ちょっと笑えない感が出てきました・・・。千早らしさを取り戻したのは何よりとは思うのですが、作中の時間でクイーン戦まであと半年ですし、大相撲でいうところの横綱の品格みたいな部分の成長も気になります。

詩暢ちゃんとの関係も「次はクイーン戦で」と仕切り直されたことですし、憧れのクイーン位に向かって色々頑張れー!


⑤母の懇願で襷を外した詩暢ちゃん

毎回札を並べなおすのは面倒だろうに、詩暢ちゃんいい子過ぎる・・・(;_;)。

以前155首の記事で書いたのですが、私は詩暢ちゃんのお母さんは歪みのようなものを内包しているキャラだと思っているので、真剣勝負の場でなお娘を自分の意に沿わせようと干渉してくるお母さんは若干ホラーかもです・・・。


⑥村尾さんと伊勢先生のモノローグ

我ながらこのリアクションの差よ・・・。村尾さん贔屓ですから、自分www

 村尾さん「(千早が)新に勝ったのもまぐれじゃない」 → フムフム、村尾さん、千早の強さに驚いてたもんな~(*´-`)
 伊勢先生「トップを走る若宮、綿谷との差が縮まっている」 → イラッ(# ゚Д゚)

私個人の感覚としては、「"いつもどおり"じゃない」問題が曖昧なままなので、伊勢先生の「差が縮まっている」という評価の根拠がまだ不足しているように感じます。一方で強さのレッテルだけが貼られたかのようにも思えるので、ちょいとばかり反発したくなるのかな~。

こちらも今後何らかの形で補完されれば嬉しいなと思います。


ちはやふる32巻166首プチ感想

今回はプチ感想。一部ネタバレを含みます。


●雑感

良かった、藤岡東の管野先生はちゃんと「先生」だった!
団体戦は後悔ばかりと悔いる新に対し、新の目指すべき道は「名人」であると明確に示してくれました。団体戦はもう終わってしまったけれど、これから実行可能な方法で新がチーム藤岡東に貢献できる術があると。

は~、さすがは大学選手権で優勝経験のあるA級選手です(18巻参照)。
(うっかり設定を忘れかけていましたがwww)

アホが。おまえの応援とか 配車アプリより役に立たんわ!

うむ、至言である。ぜひ名言botとかにも入れていただきたいです。


さて、今回の新と管野先生の会話を踏まえると、三位決定戦の千早vs新の試合は、キャプテンシーの差が勝敗を分けたというのがファイナルアンサーでいいんでしょうか。あの千早の強さは何だったのか、新のチーム作りとは何だったのか、さらに千早の闇落ちの意味とは・・・などなど、個人戦突入の段階に至ってもよく分からない部分が多すぎて、消化不良な感じが残るなぁというのが正直なところです。

でも、新は太一が残した「次は試合で」を思い浮かべて、団体戦でのホロ苦さをそのまま抱えて個人として戦うことに軸足を移したようですね。一方、千早は見失っていた(?)かるたの道が目の前に見えるようになったようですが・・・、う~ん、やっぱり私にはイマイチ話の繋がりがよく分かりませぬ(苦笑)。記憶喪失とか言ってないで、もう少し千早の目線での掘り下げが欲しいところです。

(ダ・ビンチの作者インタビューで言うところの、「三人が並走」できるように筋を変更した影響なんでしょうかね・・・。ボソッ)

これらが今後どこかで補足されるのを期待しつつも、今はただこのモヤモヤ感を脇に置いて、千早、新、詩暢ちゃんの三つ巴となった個人戦を楽しみたいと思います。
新君がホロ苦さを丸っと抱えて頑張るというのなら私も頑張るし(← )、何といっても新が千早に敗れたと聞いて妖気を発する詩暢ちゃんから目が離せない!

詩暢ちゃんの妖気の根源は、恐らくはこのあたり↓でしょうか。

・新に対するある種の信頼感/連帯感
・新に勝利するのは自分だとの強烈な自負
・改めて千早をライバルだと認めた

・・・誰が勝つのか全く予想もつかない、もうカオスな状態です。
さぁ混戦を制するのは誰だ?


【おまけ】
びらぶ次号の予告に「読後爽快!!!」って書いてあるお。

ちはやふる32巻164首感想2(新の壁ドンについて考える)

ネットを軽く巡回してみたら163-164首について本当に沢山の意見があって、なんか私も俄然参加してみたくなった!
というわけで(?)、時期尚早かつ一個人の憶測以外の何物でもありませんが、なぜ新が太一の胸倉を掴んで詰るような行為をしたのかという視点から考えてみました。

えっと、「踊らにゃ損々」の精神とでも申しましょうか (^_^;;
いや、本音を言えばもっと自分のチームに向き合っている新が見たかったですけどね。



【注意】
・この記事は、新を愛でているだけでご飯3杯はいけるという人が書いています。
・太一のことも好きです。ただし、保護者(?)目線です。
・「ダ・ビンチ」最新号の作者インタビューは未読の状態で書いています。



●新の壁ドンについて考えてみた

新の行為の理由として私がぱっと思いついたのは、以下の3点です。
恐らくは、この3つがない交ぜになったような感情からだったのではないかなぁと想像します。


①千早への愛情

これはある意味一番分かりやすいですね。私的にも一番美味しい(笑)。
でも千早への想いゆえのことではあっても、その根底にあるのは新の太一に対する信頼だったのではないかなと想像します。

その根拠となるエピソード・・・というにはやや弱いですが、以前バイリンガル版「ちはやふる」を読んで目から鱗が落ちる思いだったので、ご紹介します。

   We wanted to present the trophy to Chihaya.
   千早にトロフィーあげたかったな

上記は小学生時代にチームちはやふるが敗北した帰り道、新が千早に聞こえないように太一に対して呟いたセリフです。試合前に太一が「2人で(原作でも強調されている)勝って千早にやろう」と提案していたことに対する応答ですが、主語が "We" と明示的に書かれています。

(「勝つんだろ 3人で」の、新と太一だけの裏目標。ちっちゃなナイトたちのあまりの健気さに泣ける!)

この「千早のために、太一と気持ちを一つにして同じ目標に向かって戦った」という経験がベースにあって、新は高校生になった今でもその気持ちのまま、太一に詰め寄ってしまったのではないのかなぁと想像しました。

一方、太一は高2の団体戦決勝(15巻)で仮想新のエロムに勝利して(「おれのやっていることは無駄なのかな」から運命戦を制した)、超小声ながらも新に「敵だよ」と呟いた頃から、チームよりも個人としての戦いに軸足を移す方向に何らかの心境の変化があったのでしょう。(「立ち別れ」の仕込みの時期ですね。太一は当時「千早のことをどこかで二人のものだと思っている」部分があったわけですが、恐らくその頃からそちら方面も次第に気持ちが変化していたのかなと思います。)

新にしてみれば、太一がチームから離れて名人の所で初めてかるたが楽しいと思えた、というほどに追い詰められていたことは当然知らなかったでしょうが、太一は今回のことをどのように受け取ったのでしょうかね。立ち別れから戻ってきたからには、いつかは(精神的な意味で)チームメイト兼「強敵」と書いて「とも」と呼ぶような関係になって欲しいなと思います。
(というか、新も太一ももっと色々話せばいいと思うよ~。)



②太一とも団体戦で戦いたかった

新は27巻ラストで「近江神宮で会おう」というメールを千早と太一に送りましたが、単純に会えればいいってもんじゃない。太一が選手として参加している形で会いたかったのだろうと思います。
これは「まつとし聞かば」の変形バージョンのようなものかなと理解しています。

(ついでながら、「ちはやふる」の世界では太一に対して同年代で苦言を呈することができるのは新のみ(周防さんや原田先生は年長者枠)のようですので、「今帰り来む」の前に新に一度詰られる必要性があったのかなとナナメ解釈しています。私は個人的に、太一の物語の本質は「青春(人生?)全部懸けても勝てないかもしれないことに対しても、諦めずに自分の意志で頑張ること」だと現時点では解釈しているので、むしろ新の言葉だからこそ太一に響くのかもしれないなぁと思っています。)



③チームを放棄した太一への怒りと嫉妬心

これは本当にただの憶測で何の根拠もありませんが、可能性の一つとして提示しておきます。

千早との試合でガリガリに「せ」を狙って取りに行ったように、ずっと千早と一緒にいたかった、というのが掛け値なしの新の本音だと思います。
でも、「千早が千早としてかるたが取れなかった」のは太一がいなかったせいだと認識して、新の中で本当なら自分も千早とチームのままでいたかったという気持ちが炙り出されてしまったのかもしれません。そして、自分がいたかったその場所を太一が放棄したように思えて、怒りを感じたのかもしれないなあと想像しました。

(「君は持ってるものを無視しすぎだ」の新バージョンですかね。)

新が太一に対して放った言葉は、自分のチームの藤岡東を放っておいて言うことではないし、また負けて言うことでもないと思いますが、そうしたことが吹き飛んでしまうほどに強い感情だったのかなと。

あくまで現段階での個人の想像ですので、新が本当に怒りと嫉妬心を抱いたのかどうかは今後の展開を見ないと分かりません。
しかし、ちょうど吉野会大会で千早と戦う太一を見て、新の心の奥底にあった小学生の頃からの千早に対する特別な想いを抉じ開けられてしまった時のように、今回も太一によって新がずっと押し込めてきた「何らかの感情」が引きずり出されてしまったのかもしれないなとの印象を受けました。(太一さん、リアルかささぎ説?)


新という人は、正真正銘のかるた馬鹿であり(情熱と努力)、今どき嫉妬心すら理解できないほどのピュアな心の持ち主であり(天使か!)、サラッと思いを口にできちゃう率直さがあり(天然タラシ・・・)、自分に嫌がらせをした相手に共感して許してあげる懐の深さがあり(漢だぜ)、自分を強く律するストイックさ(「ルール破って罰も受けん そんなんで相手してくれる神様はえんぞ」とか)の持ち主ではありますが、一方で千歳の水着姿を千早に脳内変換して赤面したり、千早と太一が付き合っているかもと気を回してみたり、かるた部の勧誘で袴姿で3年の教室を回るのを恥ずかしがったりと、割と年相応の普通の感覚の持ち主でもあって、そうした絶妙なアンバランスさが魅力でもあります。

新好きの一読者としては、これまで新の出番が少ないまま来たので、成長イベントがあまりなくても勝手に成長していることを信じて、そのまま夢を見続けさせてほしかったなあという気もします。
(新は「一を聞いて十を知る」タイプですしね。)

う~ん、新君も大人の階段のぼっちゃうんでしょうか。
今のままでも十分いい男なんだけどなぁ。だって私、新の顔も中身もあの若くて細いカラダも全部大好物なんですもの。(ΦωΦ)フフフ…

でもポジティブに考えるならば、恋もかるたもこれまでとは違う新の姿が今後見られるかもしれないわけで、それはそれで見てみたいなあと思いました。
・・・ドロドロはもう本当にノーサンキューですけどね。(←切実)


【結論(?)】
逃げてー。新君、超逃げてーwww

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。