「ちはやふる」あれこれ

「ちはやふる」ほか、好きな漫画、アニメなど。

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ちはやふる30巻156首感想(桜沢先生と猪熊さん)

今回は、ばらばらとした雑感、および、桜沢先生と猪熊さんの関係について考えてみました。ネタバレを含みます。

【11/20お詫び: 11/19-20に本記事を読んでくださった読者様へ】
雑感を加筆修正しました。また、後半部分にライバル関係についての考察を長々と記載していましたが、内容的にこれを語るのは時期尚早だと判断し、半分程度を削除しました。折角読んでくださったのに、本当に申し訳ありません。どうぞご理解いただけますよう、よろしくお願いします。



●雑感

菫ちゃん、団体戦初勝利おめでとう!
筑波君、1コマだけだったけど、後輩(田丸さん)を見守る線目がすごく男前だったよ!

登場初期には「めんどくせー」キャラだった2年生2人が、こんなに見事な成長を遂げてくれて嬉しいです。
(あと、筑波君は秋田美人の盗撮を今年はやめたと思いたいw)

1年生も奮起していて、来年、再来年とずっと続いていく瑞沢高校かるた部が、現実のものとなりつつあるようですね。特に波田君は、自分を信じているだけではなく、仲間を信じて自分の勝負に集中している様子です。「団体戦は個人戦」ですものね。初出場にしてこの境地に達しているとは、頼もしい限りです。

予選時に試合経験を積ませるために後輩2人を投入しているということは、チームの勝利のためには、残りの3人が必ず勝ち星を上げなければなりません。A級の千早と肉まん君で勝ち星2つとして、残り1つを担当するかなちゃんと筑波君は、プレッシャーのかかる負けられない試合をよく勝ち切ってくれたと思います。かなちゃんと筑波君はまだC級だったはず。決して余裕のある試合ではなかったのではないかと思います。特に筑波君は色々と厳しかった予選を経て、一皮むけた感がありますね。

あと、上記でサラッと書いてしまいましたが、いつの間にか肉まん君を安心して勝ち星の予測数に加えるようになっている自分に気が付いて、ちょっと嬉しい驚きです。昨年はあっさり負けてしまったことも何回かありましたが、今の肉まん君なら簡単に諦めずに粘ってくれるはずとの信頼感があり、実際に作中でも信頼されているのでしょう。この肉まん君の成長が、「リスクを負って後輩を育てる」作戦を可能にしたといっても過言ではないのではないかと思います。また、B級の机君は、偵察部隊として別の土俵で勝負の矢面に立っています。きっとあのノートがまた瑞沢に勝利をもたらしてくれるはず。

最後に忘れてはいけないのが、千早の成長です。今回の自信を失っている田丸さんに対する観察力と、適切な声掛け内容およびタイミングは素晴らしかったです。結果、田丸さんは見事に復活しましたね。千早は元々観察眼に優れたところを時折発揮していましたが(昨年、偵察の机君を勝負の矢面に立っているから疲れているはずと試合から外したりとか)、一方で一つのことに集中すると周りが見えなくなることも多かった。それが今やデキる上司のようです。

さらに、千早のすごいところは、聞き手の心を掴み、高揚するような言葉を、自分の嘘偽りない言葉として発しているところです。予選の時に机君が「これくらいの褒め言葉ウソでも言える 言ってほしい言葉をくれる人間に人は簡単に操作されるよ そんな簡単な人間にはなるな」と田丸さんに言っていましたが、現在の田丸さんならば、「ウソのつけない人」である千早の言葉は素直に信じられるものなのでしょう。

皆の今までの努力の積み重ねが、形として目に見えるようになったようで感慨深いものがありますね。田丸さんもまだまだこれからなんだから、焦らずに頑張れ!
(決勝トーナメント開始前に、先輩たちの後姿をちょっと女の子走りで追いかける田丸さんがカワイイです。)


一方、藤岡東は「舜と滉はそろそろA級になってもおかしくない実力や」くらいしか、チームの戦力情報が明らかにされていませんが、こちらも見事に決勝トーナメント進出を決めてくれました。いつもギャグ調の舜と滉ですが、(新は当然勝つとして)勝ち星2つを絶対に落とせない状況で、毎回勝利する彼らの精神力には脱帽です。というか、あんまり重く考えてなさそうなところがいいですね、この2人。
北央戦でも是非頑張って欲しいです。
(北央の戦力を考えると、オーダー的にかなり厳しい戦いとなりそう・・・。ヒョロ君に舜か滉のいずれかが当たるようにするのであれば、藤岡東の勝率は上がりますが、ストーリー的にもヒョロっとカード的にも多分ヒョロ君には新ですよね。舜も滉もお願いだから本当に頼むよ!)

さて、トーナメント表によると、もし瑞沢vs藤岡東が実現するとしたら決勝戦ですね。決勝トーナメント初戦の千早と新が座っている位置が、斜めに向き合う形(それぞれの対戦相手は序歌の吹き出しで隠されている)なのが、また憎い演出ですねぇ。あともう少しで二人が正面から向き合えるかもしれないかと思うと、とてもワクワクします。


・・・ところで、藤岡東のTシャツ、黒系じゃないんですね(涙)。
私、新が黒系のシャツを着ていることが多いのは、なかなか新に会えなくて寂しい想いをしている吉岡先生と新ファンに対する、末次先生からのありがたいお心遣いだと思っていたのですが、実は違ったんでしょうか・・・?
黒Tだと「あの若くて細い体」のラインが強調されてムニャムニャ・・・。

セクハラおやじかっ!とセルフつっこみが入ったところで、いきなりですが
本日の一句(?)。

     村尾さん どこ行ったんや 村尾さん・・・



●強敵と書いて「とも」と呼ぶ?

猪熊さん、出産おめでとう!
いつもはクールビューティの桜沢先生の感極まった様子の涙も感動的でした。

えっと、感動的ではあるのですが、若干の違和感が。
・・・うん、この桜沢先生の状況は絵に描いたようなあれですね。
「仕事で産院に付き添えないパパが妻の無事の出産を聞いて喜ぶ」の図、です。

なかなか進まないお産にヤキモキし、神社で神頼みをしつつ、仕事に手がつかないまま、なお祈るような気持ちでソファーで待ち、生まれたと連絡をもらって、立ち上がってキラキラする。

その姿はまるで赤ちゃんの父親、若しくは祖父母のようで、長年のライバルや親友という関係を超えた、猪熊さんに対する家族的な愛情を感じました。4回も挑戦したのに一度も勝てなかったけれど、それでも桜沢先生は猪熊さんが大好きなんですね。
これから結婚するという桜沢先生。なにやら他にも事情がありそうな雰囲気を感じますが、ご家族になられる方とお幸せに!

他方、赤ちゃんに「翠」と名づけた猪熊さんも、きっと桜沢先生に対して同じ気持ちを持っているのだと感じました。

長年しのぎを削ってきた間柄、ここに至るまでは様々な葛藤があったものと推察しますが、紆余曲折を経てお互いを家族のように思いやれる関係にまで辿り着いたということでしょうか。桜沢先生と猪熊さんの関係には、これから恐らく生涯のライバルとなるであろう、千早と詩暢ちゃん、および新と太一の将来的な関係性について、示唆するものを含んでいるように思います。


【結論(?)】
もし野郎同士で盛り上がるなら、ウラでやってください。

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ちはやふる30巻154首感想+156首プチ感想(新祭り)

今回は、うっかり筆がスベった感満載の雑感です。あまり考察系ではありません。
個人的な煩悩と萌えがダダ漏れ状態のため154首感想のアップを躊躇していたのですが、156首を読了してやっと心が前向きに。
理性と煩悩がせめぎ合って自己矛盾に陥っていますが、それでも生暖かく見守ってやってもいいよ、という方のみGOでお願いします。一部ネタバレを含みます。









●154首雑感

新、会いたかった、
会いたかった、

会いたかったーーーーーーー!!!!!
(耐え忍んだ日々が色々とフラッシュバック中。)

長かったよー、待っていたよー、色々妄想してたよー、二次の「わたの原」から危うく帰ってこれなくなるところだったよー

で、いよいよ約束の地、近江神宮で千早とご対面ーーー! 

・・・って、それだけ??
ばばーんとか、ぶわーんとか、全部燃えそうとかナシですか???

ああ、もうちょっとウフフな感じで盛り上がって欲しかった・・・。
今ならかなちゃんと菫ちゃんが、orz...となっていた気持ちがすごくよく分かります。

は~・・・、久しぶりに頬を染めて初々しい二人を見られただけでも良しとすべきなんでしょうね。新に会えなかった時間が長すぎて、その分カタルシスへの猛烈な衝動が抑えられず、つい贅沢なことを言いました。まぁ、もし本当にそんな風に盛り上がられても二人ともキャラが違いすぎますし、ここはやはり「ちはやふる」のお作法に則って、かるたで語り合う姿が見たいですね。
全国大会では、瑞沢vs藤岡東、千早vs新の対戦カードを是非是非!期待しています!!!


さて、千早が新に語った「気配」については、解釈が難しいですねぇ。
太一と一緒に過ごした日々は心の中で生きている、とかでしょうか。
それともスタンド?
千早が「気配」という形容しがたい言葉を敢えて選択した理由がよく分からないので、今の段階ではかなり曖昧な印象を受けました。

一方、千早を見送る新の表情は、改めて千早に惚れ直したぜ、といった様子に見えます。
「とんでもなく悩んでいる」状態だっただろうに、かるたに戻ってきて瑞沢の勝ちを宣言した千早の姿は、まさに漢。
何があったかを知りたかっただろうに、千早と太一のかるたへの思いを信じて、自分がやるべきことをしっかりとこなしながら待っていた新もまた漢です。

あとは太一の現状がどのように二人に伝わるか、ですね。
個人的には、テレビや詩暢ちゃんを通してではなく、太一が近江神宮にこっそりやって来て(他の人に見つからないようにするのがポイント)、全国大会の後で自分で直接伝える展開を希望します。理由は、新の「近江神宮で会おう」というメールは、太一と千早(メールの宛先順)の両者に送られたものだから。それに加えて、本人から伝えるのと第三者から伝わるのでは、内容が内容だけに受け手に与える印象がかなり異なる可能性だってあるでしょう。
とにかくもう何でもいいので、今は千早と新の悩みをこれ以上増やさないでほしい。そして二人をかるたに集中させてあげたいです。(←なんか既に色々お腹いっぱいらしい。)

また、太一にとっても、できれば通過儀礼として過去の自分と決別するようなイベントがあった方が良いように思います。そうした決別の儀式として近江神宮での再会と決意表明のようなものがあれば、晴れて太一の少女マンガキャラからの脱却が果たせるような気がします。(いや、実際少女マンガなんですが。)

これは私の希望的憶測ですが、最近の物語の流れを見ると、太一の「自分になりたい」の着地点が見えるまであともう少し、という感じが何となくします。だから、今はラブ方面に脳のリソースを使っている場合じゃない。千早と新についてもそれは同様で(この記事の上の方で個人の煩悩を垂れ流している人もいますけど)、これからは名人・クイーン戦に向けてかるたに集中すべき正念場だと思います。

ついでながら、特に千早の場合、見事なまでの脳の単線っぷりですしね。そもそも脳の構造が、かるたと受験勉強と恋愛を同時並行で処理できるようにはできていなさそうです。そこが千早の愛すべきところでもあり、長所である「まっすぐさ」の裏返しであるとも言えますが、高校の先生になるのであれば、できればもう少し複線化しておいた方が良いような。個人的には、千早が太一について一番見習うべきは、リーダーシップでも「太一ならこうする」でもなく、マルチタスクなところではないのかなぁと思います。(ストーリー的には美しくありませんけどね。)

でも、千早の一つのことにとにかく一生懸命な姿は、「等身大の高校生の女の子」という感じがして、とても可愛いと思います。
まあ、社会人になるまで(作中の時間で)あと4年半もあるし、頑張って!


ところで、新は後輩の山本さんに告白されちゃっていますね~。
これってギャグ枠なんでしょうか?
私、29巻のおまけ4コマを読む前に本誌154首を読んでしまったもので、私もぶほっ!?となりました。

で、この展開は、もしかしてあれですかね!?
山本さんへのお返事で、新の口から千早への気持ちが語られるとか?
(≧∇≦)キャーーーーーー♪ドンドン!
(注:私は今はラブにうつつを抜かしている場合ではないとの立場です。念のため。)

でも、全国大会当日とか試合への影響とかそんなことを一切考えず、あっさりバッサリお断りしそうな気もします。だって新だし(笑)。

いきなりの告白にびっくりして29巻のおまけ4コマを慌てて参照しましたが、山本さんはそっち方面(どっち?)の萌えの人なんですね。永遠に(私と)交わる感じはしませんが、それなら惚れちゃっても仕方ない。何かよく分からないけど、納得した!(何故だ!)


【追記:156首を読了後】

あー、予想に寸分違わぬ即答っぷり。
もうちょっとウフフな感じで引っ張ってくれても・・・という気がしないでもないのですが、やはり新はこの率直さがいいのです。
久しぶりに十分堪能させていただきました。ありがとぉーーーーー!!!

それにしても、新さん。アナタもしかして告白され慣れてませんか?
突然の告白に全く動揺を見せないどころか、フラれて絶不調の山本さんをステキな笑顔で励ましています。
(や~ん、いつの間に!真っ赤になっているのは、告白されたことじゃなくて、皆の前で言っちゃった「好きな子がいる」の方ですよね♪)
優しく微笑んで、「絶対勝つから次な」ですって!

久しぶりに天然タラシ キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

もう何なんでしょうね、彼のこの全く計算していないのに、ピンポイントで狙ってくるような感じは。
これぞまさしく天の配剤。(あれ、意味違うw)
山本さん、新に惚れ直しちゃったかもね~。( *´艸`)ムフ


【結論(?)】
新は色々成長している(多分)。
私だって頑張って探すよ。自分にとっていちばん最適な矛盾の交点を。

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ちはやふる30巻155首感想2(才能とは?)

今回(155首)太一と詩暢ちゃんの聴力と努力についての描写がありますが、これは読者によって大変意見の分かれるところではないでしょうか。以下に、現時点で私が個人的に感じたことを徒然なるままに書いてみました。








う~ん、155首の「才能」と「努力」の表現にイマイチ納得いかない気分になった新ファン、詩暢ちゃんファンの方も多かったのではないでしょうか。(←あ、それは私かw)

一つ確実性が高そうだと考えられるのは、新と太一は生涯のライバルであるというフラグが立ったということでしょうかね。今までも「君(新)にも佐藤清彦九段のような人がいるといいな(by 吉岡先生)」とかありましたが、ここへ来ていよいよ明確化されたなという感じがします。太一は今後の努力次第では、高3で東西戦の東日本代表になったり、新に勝ったりできるぐらいのポテンシャルを持っているということになりますしね。(ついでに医学部にも当然合格する。もし東大の理三だったら地球外生物認定w)
とうとう物語の収束に向かっての折り返し地点に至った感があります。


さて、太一のモノローグでは、以下の3点が挙げられています。

①詩暢ちゃんの音を聴く力は太一と変わらない
②詩暢ちゃんの能力は後天的なもの
③詩暢ちゃんは努力でたどりつける最高点


詩暢ちゃんが努力の人という形容は、周防さんのフィルターを通して語られていますので、②と③についてはまぁ理解できます。周防さんは「感じ」の天才であり、それを武器に最短で永世名人にまで上り詰めた人ですので、「感じ」以外の才能はあまり問題にしておらず、自分以外はみんな努力の人の扱いなのでしょう。ただ、「感じ」以外をすべて「努力」と言ってしまうのはいささか乱暴な気がしますので、実際のところ本当に②と③の評価が妥当なのかは今後の展開を見ないと分からないなあと思います。

(個人的には、かるたが大好きで努力したり、情熱を持ち続けていられたりするのも才能のうちであってほしいところです。)

もしかすると、「感じ」以外の種類の才能を認められないのが周防さんの限界で、それ故に「誰の師にもなれんのだ(by 北野先生)」というところに落ち着くのかもしれません。スポーツの世界でも、名選手が名監督になるのはなかなか難しいようですし(そして迷監督はいっぱいいる・・・)。それに、周防さんは太一のことを「弟子ではない」と自分でも何度も言っていますしね。

とはいえ、原田先生との名人戦を「楽しかった」と感じてから、周防さん自身も変わってきている印象を受けます。周防さんにとって太一とは、どのような存在なのでしょうかね。友達?仲間?弟?同志?(愛玩用?)・・・それとも、いつかは本当に弟子になる?

太一を得てからの周防さんは、秋周防のシーズンオフにも関わらず、誰かの情熱を食べるわけでもなく、かるたを楽しんでいるご様子。また、太一を相当気にかけている印象です。

周防さんの小さな声は人に近寄ってもらうため。「周防さんの声が大きく聞こえるようになってきた」という太一を得て、周防さんもやっと孤独ではなくなったのかもしれません。周防さんにとっても太一にとっても、お互いの存在は救いになっているのかもしれませんね。


さてさて、問題は①です。

私は競技かるたは門外漢で、百人一首は虫ぐらいのレベル感なので、「感じ」と「聴力」が同義なのかは分かりません。もし、同じようなものであると仮定すると、太一は元々英語が流暢という設定ですので音に対する感受性が高いと考えられますし、吉野会大会でのY音勝負の描写もありましたので、音を聴く力が実は意外と高かった、ということについては個人的には特に驚きはありません。(さらに、幼少期にミセスプレッシャーがバイオリンぐらいやらせているかも。・・・似合うな、さすがだ。)

そして、周防さんとの練習の結果、太一の音に対する反応速度が向上しているのだとしても、これまでの描写に鑑みるに、「感じ」の能力自体は先天的なもので、訓練によって上がるものでもなさそうです。(反応速度は反射神経や反復練習なども重要そう。)
さらに、比較対象の詩暢ちゃんは高2の全国大会で富士崎のA級選手に対して「団体戦トップクラスの選手でもこの程度の耳や」と言っていますので、周防さんや千早や理音ほどではないにせよ、A級の中でもかなり上位レベルの音を聴く力があると考えられますし、詩暢ちゃんも自身の耳の良さについては自信を持っているとの印象です。

・・・ということは、太一には実は先天的な「感じ」の才能があった、ってこと??? えぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーー!!!!!


正直なところ、詩暢ちゃんと太一の音を聴く力は同等であると明示的に言い切ってしまうとは、ずいぶん思い切った描写だなと思いました。桜沢先生も太一を「才能と戦う覚悟がある」と評価していましたし、私を含めて、これまで才能のそばで一生懸命努力をする太一に涙し、心を動かされてきた人も多かったのではないかと思いますので、これは信じていた世界がガラガラと崩れてしまいそうなほどの衝撃です。普通の人だと思って感情移入していたら、実は彼はスーパーサイヤ人だった、みたいな。ゴテンクスって何よ。

まぁ、今回はジョーカー太一をアゲるためのイベントということでよろしいのではないかと思うのですが、それ以上に気になるのは、もしかしたら、読者にこれまで積み上げてきたものが台無しになったと受け取られるリスクを負ってでも、末次先生が今後表現したいことがあるのかもしれないなということです。そして、太一が戦う相手は新ですから、もしやそれは新についてのことなのかしらんと超ポジティブに妄想してみたり。(あ、でもまずは出番、出番。次こそは出番あるっさ!)

・・・それとも、実は太一の「感じ」の良さは初期設定だった?
(うろ覚えですが、末次先生は以前「太一というキャラクターが勝手に動き出す。キミが頑張るというならもっと試練を与えてみよう」というような趣旨の発言をされていたと記憶しています。)

閑話休題。


いつか名人やクイーンになる!といっても、名人戦やクイーン戦は毎年あるわけで、一回なったらお終いというものではありません。頂点に君臨し続けるためには、さらに強くなるための努力をしたり、年齢を重ねてもその強さを維持することが求められます。そのためには、一定以上の「感じ」の才能(十分条件。そしてピークを過ぎたら下降する)と同時に、それ以外のもの(必要条件)も絶対にいるわけで、それ故に千早は周防さん(感じ)と詩暢ちゃん(札とのつながり、一点を狙っての反応速度など)の二つの強さを身に着けようと頑張っている。そして、二つの強さを身に着けて千早自身の「千早振る」を体現した時、千早は初めて詩暢ちゃんの「生涯の」ライバルたる資格を持つのだと思います。

(余談ですが、「感じ」に偏った周防さんと猪熊さんは、それぞれ目の病気や3人目のお子さんの妊娠の件でカモフラージュされていますが、いずれは退場を余儀なくされる存在だと思っています。猪熊さんについては、もしかしたら別の強さを身に着けてまた戻ってくる可能性もあるかと思いますが、それはまだまだずっと先の話でしょう。)

そうした意味で、これまで本作品で頂点に君臨し続けるための必要十分条件を満たしているのは、千早、新、詩暢ちゃんの3人のみでしたが、ここにきてようやく太一が加わってきた。(周防さんは5連覇して永世名人になりましたが、天才なので規格外扱い。)

長らく一人少女漫画状態だった太一さん(ヒロイン?)、
少年漫画の世界へようこそ~。



新と太一の「感じ」がほぼ同等だとして、それぞれの努力の先に結果を分けるものが何なのか。楽しみですね。
作中で明らかにされるその時まで、あれかな?これかな?と妄想の世界で楽しむことにします。

(あ、もちろん千早と詩暢ちゃんのシーソーゲームにも期待していますよ~!)


【結論(?)】
もしかして太一、頑張りすぎちゃった・・・?

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