「ちはやふる」あれこれ

「ちはやふる」ほか、好きな漫画、アニメなど。

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「クーベルチュール」の感想(ネタバレ含む)

イケメン兄弟が切り盛りするチョコレート専門店、クーベルチュールを舞台に繰り広げられるオムニバス形式の物語。

イケメンとスイーツのコラボというだけで正義(?)ですが、恋の相手は彼らじゃない。魔法のようなチョコレートが結ぶ縁を通して、彼らが寄り添うように優しく見守る人々の、人間模様の描写が素晴らしいです。

クーベルチュールのメンバーは、

一郎さん(兄):ショコラティエ。むっつりロマンチスト。テレサ・テン好き。
次郎さん(弟):接客担当&魔神の営業力の持ち主。笑顔番長、お世辞番長、スタイリッシュな招き猫。

さらに1巻(夏味)からは、元駄菓子店経営の女性、森田さん(65歳)もアルバイト店員として加わりました。

この森田さんのお話が切ないのです。お母さん、お義母さん、旦那さんと家族を次々と亡くし、娘と孫にもなかなか会えない。「繋がっていた糸は一本一本切れていって もう増えることはないのかもしれない」と心が内向きになり、いつの間にか卑屈になってしまっていた森田さん。

でも、インフルエンザで39度の熱を出した次郎さんの代打として勇気を出して接客を頑張り、森田さんの世界は変わりました。

「バカねぇ 世界が違うなんて 私もまた 誰かと繋がれるかしら・・・?」

別世界の人のように思っていたお客さんの一人が昔駄菓子屋さんに来ていた女の子であったことに気付き、新たな繋がりに目を向けるようになった結果、なかなか会えなかった娘や孫がやって来るように。

心が内向きになって悪循環に陥っていた森田さんですが、クーベルチュールのチョコレートが一歩踏み出すのを後押しくれたんですね。素敵です。


それにしても、次郎さん。
インフルエンザで相当苦しそうな様子なのに、接客を渋る森田さんに「大丈夫です 森田さんの割烹着姿は美しい」とな?
さらに秋味で、お客さんに「次郎さんはどーして彼女いるか教えてくれないの?」と聞かれた答えが、「ぼく 皆さんに色々想像してもらうのが好きなんです」とな!?

・・・次郎さん、マジ真性。超絶イケメン力の使い手。

「ちはやふる」の太一もなかなかのものだけど(例えば、健気な女子アピールで電車で座らないという菫ちゃんに対し、菫ちゃんの意図を知ってか知らずか「いいんだよ 花野さんも体調悪いんだから(9巻)」とか。)、次郎さんはまだまだ青さの残る太一のそれを遥かに凌駕し、怪しさ妖しさの中に円熟味すら感じさせ、そこにチョコの芳しさがトッピングされて、心までとろけてしまいそうなほどの甘さが醸し出され・・・(すでに何を言っているか意味不明なので、以下略)。 

でも、一郎さんだって負けてはいない。
2巻(ライム味)では、一郎さんが「いいなあ 恋って」と呟いたところ、お客の女性たち(カップルで来店)がこぞって我こそはと立ち上がったのには笑いました。
(「私も余力あります!」が、特に秀逸。この清々しいまでの肉食っぷりがいいw)

一郎さんは、忙しくチョコ作りに専念していると見せかけて、実はお客さんのことをすご~くよく見ています。飾り気のない真っすぐにストンと落ちてくるような言葉で、優しく背中を押してくれるようなセリフを、さらっとのたまふのです。

「おれのチョコがずっと温かいといいなあって」と言う一郎さん。魔法のようなチョコレートは心の灯火。きっとず~っと温かいままだと思うよ!

*******

2巻では、幼少時からの教育方針の影響で、甘いものに対して強迫観念と言ってもいいほど頑なな態度を取り続ける歯医者さん(塩谷剛さん)とスイーツライター(甘利苺ちゃん)のお話が、個人的にはツボでした(イチゴ味)。

特に、30代半ばの野郎が一人でチョコ食べてお店でいきなり泣くとか、彼女を追いかけてお店を飛び出すとか、もうこの小っ恥ずかしさがたまらない。
「おれと一緒に食べてください イチゴのミルフィユ。おれが毎日でも 歯磨きしますから」ですってよ。く~・・・///!!!!!

剛さんの顔が、眉毛と眼鏡を太くした新の顔なのがまた、萌え萌え感を増幅させる。
それにしても、この顔のキャラ(憲祐さん → 新 → 剛さんの系譜)は、思い立ったら即プロポーズをかますのが仕様なんでしょうか。

・・・はー、めっちゃ楽しいわ~。( *´艸`)ムフ

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ちはやふる31巻160首感想(千早vs新)

今回は雑感です。一部ネタバレを含みます。


●雑感

団体戦三位決定戦で、千早と新がとうとう対戦することになりましたね!
今回のお話は色々と凄すぎて、もう続きが気になりすぎて、取りあえず本誌の次号の掲載予定を真っ先に確認しました。良かった、休載じゃなくて(笑)。


それにしても、三位決定戦かあ。てっきり団体戦決勝とか個人戦決勝とか、絵的に映える舞台が用意されるものと思っていたので、ここでこのカードが実現するというのが少し意外・・・というか、漫画とは思えないほどの勝敗のシビアさに驚愕です。
はー、何だかしょっぱいっすね・・・ (T_T)
「努力した者が全て報われるとは限らん。しかし、成功した者は皆すべからく努力しておる!」という格言が頭に浮かびました。

でも特に新の方に、自分個人は勝ってもチームとしては敗北してしまったからこその気づきがあったようですね。あのメモには、潮目の変化を明示的に伝えつつ、具体的な対処法に落とし込むところまで書かれていそうです。もしかしたら、チームとしてのスタイルの模索といった、長期目標をも含んでいるかもしれません。

「メモ取って」といった時、新はどのような心境だったのでしょうか。
チームとしての敗北。自分だけじゃない、みんな悔しい。支えられなかった自分への怒り。「ゴッ」とか個人的な負けず嫌いを発動している場合じゃない。今後のために、後輩のために、あげたい、伝えたい。そして、何かをあげられるほど強くーーーあのシーンには、1年前の団体戦替え玉事件のときからずっと変わらぬ新の思いが詰まっているように感じられました。


千早たちもそうですが、新たちも前述の格言でいうところの、「努力が報われなかった者」です。いくらかるた経験値の高い新とはいえ、初めての全国大会団体戦。敗北に衝撃を受け、責任を痛感して、頭が真っ白になったとしてもおかしくはない状況です。それなのに、即座に敗北から学んで次につなげようとする姿勢は、本当にすごいなと思いました。格好いいです。

(でも新ってば、千早が回り道をしながら何巻もかけて辿り着いた境地に、数ページで行き着いちゃうとか凄すぎますが、それが新クオリティなのですw
・・・ええ、わたしゃ惚れ直しましたとも♪)


「瑞沢が/藤岡東が どうするかわかる」ということは、(「千早が/新が」ではないので)個人としてよりも、両校のキャプテン対決としての要素が強い対戦になるのかもしれませんね。二人が自分のかるたに集中できる状況で対戦している姿を見たかったなぁという気もしますが(「楽しそうやなあ 千早とのかるたは(16巻)」とか、「あの情熱を 受けて立てる人間に(17巻)」とかありましたもんね!)、でも、お互い自分の意志で「当たりに行った」んですね。

ここで私が思い出したのは、1年前の夏に入院中の千早が詠んだ歌(17巻)。
「この角を 曲がってふっと会えるかな 奇跡か夢か そういうの待ち」

私はこの歌が大好きです。初めて目にした時はとても若く瑞々しい感性(珍しく乙女だ!)に、こちらの心まで洗われるかのような気持ちになったものですが、実際には千早は奇跡や夢を待つばかりではなかった。
色々あったけれど、自らの情熱と意思と努力で、自分の足でここまで辿り着いた千早が、何だかとても誇らしく感じられました。さすが我らが千早、漢前です。

そして、対戦相手として千早と新が向かい合って真正面からお互いを見据えたシーン、私はあまりの美しさに完全に持っていかれました。
迫力ある見開きの絵の美しさばかりではなく、びっくりするほどの強い力で否応なく読者を物語の始まり、すなわち、小学生の千早が新と出会って情熱を知ったあの原点に一気に引き戻すかのような、鮮烈なまでの構成の美しさに、です。

あまりのインパクトに、私の脳内からはちょっと気になっていた諸々のこと(千早が太一のハチマキをしたままっぽいとか、太一母っぽい女性がいたとか、優華璃さんがヒョロっとカードについてOBの須藤さんに頼むのは微妙に筋違いな気がするとか(いい話ではあると思うけれど)、須藤さんが最近ただのいい人に見えるとか、村尾さんはゼクシィコラボのあおりで空気読んで姿を消していた?とか、藤岡東の管野先生は桜沢先生の結婚に衝撃を受けてトイレで泣いてたりしないかとか、30巻のおまけ4コマでかなちゃんのまつ毛が3本だったとか、etc...)が、とにかく全部きれいさ~っぱり吹っ飛びました(笑)!!!!!

当ブログの別記事で、管理人の独断と偏見による「ちはやふる」におけるボーイ・ミーツ・ガールどきどき見つめあいシーンについて語っていますが、今回のシーンは文句なしにランクイン!です。

【時系列による】
①新聞配達時
②教室でぶつかった時
③雪の中の「新、新や」
④高校生になってからの再会時「会いたかった!」
⑤団体戦三位決定戦でのキャプテン対決 ← New!


団体戦では、千早と新はチームは違えど、同じものを見て、同じことを体験して、同じことを考えて、そしてとうとう正面から向かい合った。積み重ねられた札の一番下にあるのは、「せ」(下の句は「われてもすゑにあはむとそおもふ」)。
これは、離れ離れになった人ともう一度出会う運命を願う歌であると同時に、小学生の千早があのアパートの部屋で新から初めて取ったすべての始まりの札です。

今回の公式戦初対戦では、どのような戦いを見せてくれるのでしょうか。そして、戦いの後にはどのような表情を見せてくれるのでしょうか。

ずっとずっと待ち望んでいた二人の対戦、本当に楽しみです!


【おまけ(?)】
妄想列車が猛烈な勢いでアップを始めました━━━(*゚∀゚*)━━━!!

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